希音…のんのDiary

希音の日記

地域の力のバランスが変わったとされる。

希音です、中東情勢を揺るが せたISに対する掃討作戦は最終局面を迎えている。
イラク軍や米主導の有志連合はイラクでのISの最大・最後の拠点モスルで戦闘を続けており、西部の旧市街まで追い込んでいる。
シリアでも有志連合とクルド勢力は、ISが首都と称するラッカを包囲。
今夏までに米軍などはラッカに攻め込むとみられる。
ISに支配された地域の奪還後には課題が残る。
米国は2003年のイラク戦争で、戦後統治を担った米軍に対して住民が猛反発したという苦い経験がある。
IS掃討後も外国部隊が占領すれば住民が再び反発するのは必至。
同じアラブの国が復興を支援する方が安定に向かいやすく、戦後復興にはアラブ諸国の協力が必要となる。
カギを握るのがサウジだ。
訪問に先立ちマティス氏は サウジとの関係をより深く、広くするためにはどうすればよいのか議論するつもりだと語り、オバマ前政権時代に悪化した両国関係を改善させる考えを示した。
米サウジ会談で焦点となるのは、激化するイエメン内戦への対応。
サウジとイランがそれぞれ支援する勢力による代理戦争でもあり、イエメン情勢の悪化はサウジにとって、財政・治安面で重荷となっている。
米国は国連が仲介する交渉による解決が重要と説明している。
だが、オバマ政権時代に停止した米国製兵器の販売など軍事支援を再開し、サウジを援護する可能性がある。
イラク戦争終結をかかげたオバマ前政権が中東への関与を減らした一方でロシアが介入した結果、地域の力のバランスが変わったとされる。
スンニ派の盟主 サウジとシーア派の盟主イランとの対立も深まった。
トランプ政権はシリアへのミサイル攻撃で中東への関与を強める姿勢を明確に示した。